間取りからの解放

2010/2/23

住宅のプランニングをする時、間取りという
パズルでは考えないようにしている。

まずはゾーニングの中で、空間どうしの
つながりや、視線のぬけや動線などの
二次的要素を組み立ててまとめていく。

同じ広さの空間でも組み立て方によって
かなりの違いが出てくる。

そしてn+LDKという発想からは、
離れていきたいと思っている。

部屋の名前も何々室ではなくて、
もっとあいまいな感じがしっくりくる
ようにも思う。

もともと、日本は昔から、『ここは何々の部屋』
という感じではなく、畳の空間は冠婚葬祭などの
行事だけに限らず、布団を敷けば寝るスペースに
なるし、ちゃぶ台を置けば食事するスペースにもなり
かなり多目的に使っていたと思う。

実際、ダイニングといわれるスペースも
食事をするだけではなく、本を読んだり、
勉強したり、絵を描いたり、いろんなことに
使っている・・・・・。

そろそろ間取りから解放されたい。



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by h-miya29 | 2010-02-23 23:32 | 建築/インテリア

小さな建築家の唄/ミヤザキヒロシ


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