味わいのある建築
2008年 05月 29日
レッドウィングのアイリッシュセッター。
学生時代どうしても欲しかった定番のワークブーツ。
当時は高くて手が出せなかった。
今から13、4年前の社会人になりたての時にとうとう購入する事ができた。
それから履き続け、一回ソール交換して、
しょっちゅうミンクオイルを塗り続け現在にいたる。
ようやく自分の足に馴染み、飴色にてかり出した。
時間経過と共に完成していく。これってすごくいい。
建築でもそうありたい。
ルイスカーンの手掛けた住宅建築のフィッシャー邸も40年程たっているが、
外壁の木が物凄く味わい深くなっている。
住み手が大事にメンテナンスしていったおかげで、
ここまで味わいがでたのでしょう。
私は住宅設計をするにあたって、できるだけ天然素材を採用しているのですが、
コストの面とメンテナンスの面において住み手側の理解が必要で、
一般的にもまだまだ、時間経過と共に魅力を失っていく建築も多い気がします。
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