木造の可能性を探る。

現在設計を進めている複合施設の構造を検討する為に熊本へ。木造の中でも枠組壁構法(フレーミング)の可能性を探っている。木造軸組構法に対して、枠材と面材を組み合わせて合理的に耐力を補う方法で、大空間を実現するのにもとても良い。鉄骨造では予算的に合わないので、木造としてこれからの可能性を期待している。

日本では、縄文時代に竪穴式住居にみられる先ず柱を建ててからすぐ屋根を掛ける(軸組構法)が広く行き渡ったが、世界では枠組壁構法が多くみられる。軸組の継ぎ手や美しい骨組みはとても素晴らしいが、同じ枠材を繰り返し使っていくシンプルな構造もとても魅力的。

まずは大空間をどう実現するかをじっくり検討していく。求められる建築によって適正な構法を探るのはとても大事だと思う。

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熊本空港の屋根は木造で支えている。(主要となる構造は鉄骨造)
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by h-miya29 | 2023-12-22 18:47 | 建築/インテリア

小さな建築家の唄/ミヤザキヒロシ


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